宅建通信講座おすすめ7選【2025】|初心者向けにわかりやすく解説

このコラムでは、宅建士(宅地建物取引士)の資格取得を目指す皆様に向けて、おすすめの“Web通信講座”を紹介しています。

ご紹介している通信講座について、実際に受講を検討されている方は、ご自身で情報をご確認ください。

納得した男性

初心者におすすめの宅建士通信講座比較5選

宅建士の通信講座について、おすすめを7つ紹介していきます。
なお、基本的に各社の宅建士通信講座の中から、初心者におすすめとしている講座の最もボリュームのある講座について紹介しています。また、価格については、キャンペーン等を考慮せず、定価での記載としています。

先に結論から解説すると、初心者の方であれば、合格実績数から日建学院、わかりやすさを重視するのであれば、宅建学院、価格を重視するのであれば、アガルートをおすすめします。

宅建士通信講座に関する口コミ

一発合格を目指す方、独学から切り替える方など、多くの方が、宅建士の通信講座を検討し、実際に合格されていることがわかります。

宅建士の通信講座を選ぶにあたって重視したいポイント

価格(費用対効果)

講座を選ぶ際、価格と内容が自分に適しているか、を確認することは非常に重要です。例えば、講座が独学に近い形式なのか、ライブ授業やリアルタイムでのサポートがある通学型に近い形式なのかで、得られる価値が大きく異なります。また、テキストや問題集の質や量、講義のトータルの学習時間も、費用に対しての学習効果を左右する重要な要素です。さらに、サポート体制がどれだけ充実しているかも、受講費用とのバランスを考慮する上で重要です。金額と内容がマッチした講座を選ぶことで、無駄な出費を抑え、効果的な学習が可能になります。

時期によって割引となるキャンペーン等を行っていることが多いので必ずチェックしよう!

内容や特徴(初心者でもわかりやすいか)

初心者の方が宅建士試験の通信講座を選ぶにあたっては、その内容が初心者にとってわかりやすいかどうかが非常に重要です。講座が基礎からじっくりと学習できるものなのか、あるいは問題演習を中心とした学習経験者向けのものなのかによって、学習の進め方が大きく変わります。また、学習の方法や使用する教材も、初心者にとって理解しやすく、効果的なものかどうかを確認する必要があります。例えば、動画講義や図解入りのテキストを使用している講座は、より直感的に学びやすく、基礎的な知識の習得に適しているでしょう。

サポート体制

通信講座は、対面の授業とは異なり、自分のペースで学習を進めることができますが、その分、モチベーションの維持や疑問解決が難しいこともあります。質問対応やフォローアップ、学習進捗管理など、しっかりとしたサポート体制が整っている講座を選ぶことで、効率的に学習を続けることができるでしょう。

合格実績

合格実績は、その講座が実際に宅建士試験で成果を上げているかを判断する重要な指標となります。高い合格率や多くの合格者を誇る講座は、質の高い教材や指導法を提供している可能性が高く、安心して学習に取り組むことができます。

教育訓練給付制度の対象かどうか

教育訓練給付制度の対象講座であれば、受講料の一部が補助され、金銭的な負担が軽減されます。資格取得にかかるコストを抑えることができるため、経済的な面でも負担を軽減しながら学習できるメリットがあります。特に、費用がネックとなっている場合、この制度を活用することで、より安心して受講を検討することができます。

アガルート

アガルートHP

概要

講座名入門総合カリキュラム/フル
価格(費用対効果)107,800円(税込)
受講形態Web
サポート体制オンライン質問サービス、ホームルームなど
合格実績64.8%(令和5年度実績)
教育訓練給付制度の対象かどうか対象外

アガルートの宅建士講座は、効率的な学習をサポートする通信講座です。講義動画と豊富な演習問題を通じて、初学者でも無理なく知識を定着させることができるカリキュラムが特徴です。

宅建試験に必要な知識を基礎からしっかりと学べる「入門総合講義」、直近10年分の過去問を徹底的に解説する「過去問解説講座」、さらに重要ポイントを効率よく復習できる「総まとめ講座」など、インプットからアウトプットまでを網羅した充実のカリキュラムが揃っています。
その他、「択一解法テクニック講座」、「宅建業法逐条ローラーインプット講座」、「過去問答練」と「民法判例問題攻略講座」、「直前答練」、「模擬試験」などがあります。

サポート体制としては、バーチャル校舎、学習導入オリエンテーション、学習スケジュールの相談、オンライン質問サービス、毎月1回のホームルームと充実しています。

インターネット環境があればどこでも講義が視聴でき、画面にはテキストが同時に表示されるので、通勤時間や家事の合間など、スキマ時間を有効活用して効率よく学べる点も大きな魅力です。

また、合格者特典に、「全額返金制度」があることも特徴です。

また、合格率は令和5年度で64.8%に達しており、これは全国平均の約4倍にあたります。

口コミ

やはり合格率の高さや、その特典に惹かれて受講されている方がいらしゃるようです。

資格の大原

資格の大原

概要

講座名
宅建士合格コース(Webライブ)
価格(費用対効果)98,000円(税込)
受講形態Web
サポート体制担任講師、オンライン質問など
合格実績非公開
教育訓練給付制度の対象かどうか対象外

資格の大原は全国に教室を数多く展開しています。教室での授業の強みやノウハウを活かして、通学のない講座としては、ライブ配信をメインとしたオンライン校での通信講座を提供しています。
週1回の講義ペースで着実に知識を積み重ねていくことができます。

資格の大原オンライン校の特徴は、専用アプリを使ったライブ配信による臨場感ある授業と、クラスメイトの平均点や正答率などのフィードバックなどの一体感です。リアルタイムでの質問に加え、授業の開始前後の質問など個別の質問にも対応しています。
さらに、担任講師が一人ひとりをサポートし、学習の継続を助けます。

なお、ライブ配信の授業を見逃した方向けに補講用のWeb講義も準備されています。

また、タイパ重視の方向けのオンライン特化の「パススル」というサービスも提供しています。

口コミ

ライブ配信であれば、「通学は難しいけど、一人で学習するだけだと不安」といった悩みも解消できそうですね!パススルも人気のようです。

宅建学院

宅建学院

概要

講座名
宅建超完璧講座
価格(費用対効果)115,500円(税込)
受講形態Web、DVD
サポート体制オンライン質問、電話質問など
合格実績全国平均の3.2倍/令和3年度実績
教育訓練給付制度の対象かどうか対象

「らくらく宅建塾 [基本テキスト]」をテキストとして使用する通信講座です。講義はWeb、DVDとご自身の学習環境に合わせて選択でき、質問もWebだけでなく、電話で講師に直接質問できるのが魅力です。

最大の特徴は人気の書籍、「らくらく宅建塾 [基本テキスト]」を使用しているところです。書籍のわかりやすさをそのままに、講義ではより多くの事例で説明するなど、より理解しやすい工夫がされています。
講義視聴、確認問題(一問一答)、問題演習のサイクルで、着実に知識を定着させるスタイルです。

講座の内容は、基礎、復習、模試と初学者の方でもしっかりと知識が定着できるオールインワンの内容になっており、Web版なら、いつでもどこでも講義動画が確認できるので、すき間時間でも学習が可能です。

教育訓練給付制度も利用できるので、受給資格のある方なら、お得に受講できます。

口コミ

テキストの冒頭のページの「楽に受かりたい方だけどうぞ」という言葉通り、今まで苦労したことが嘘のように、楽に受かることができました。

引用元:宅建学院HP 合格者の声

使用するテキストのわかりやすさが、高い合格率にもつながっているんですね。

日建学院

日建学院

本科Webコースは、宅建試験の合格を目指して基礎から応用まで段階的に学べる標準的なコースです。徹底した分析に基づいた効率的でコンパクトなカリキュラムと、わかりやすい講義、充実したサポート体制により、資格取得をしっかりとサポートしています。

過去問や最新のトレンドを徹底的に分析した教材を使って、無駄なく効率的に学習できます。日建学院のテキストや過去問題集、宿題は、試験に精通したスタッフが、豊富なノウハウをもとに最新情報を反映させて作成しています。

教育訓練給付制度も利用できるので、受給資格のある方なら、お得に受講できます。

概要

講座名
本科Webコース
価格(費用対効果)253,000円(税込)
受講形態Web
サポート体制オンライン・ライブ授業での質問、アドバイザーなど
合格実績合格率67.5%/2023年度実績
教育訓練給付制度の対象かどうか対象

口コミ

家族が不動産関係の仕事をしているのですが、私も宅建の資格が欲しくなり利用しました。家族は日建学院に通学していましたが、私は通信講座を選択しました。通信型は教科書などが一式送られてきて、その内容を勉強します。オリジナルテキストも多く、解かりやすくて良かったです。また、サポート体制が整っていて、分からない時にはメールなどで気軽に質問ができます。私は多くの質問をしましたが、どれも納得できるアドバイスや返事をもらえました。日建学院の通信型で約1年学び、宅建の資格を取得できたので満足しています

引用元:みん評

2023年度の日建学院、宅建講座利用者の合格者総数は2,554人と圧倒的な実績です。
また、学習ボリュームも充実しているようです。

TAC

TAC

総合本科生SPlusは、2025年向けの講座より、「オンラインライブ通信講座」を開講し、定評のある生講義を自宅等でもライブ配信で受講できるようになりました。
合格のためのオールインワンカリキュラムが整備され、累計1万人以上の合格者を輩出したノウハウから、ポイントを押さえた学習計画を提供しています。知識のアウトプットを最も重要と考え、豊富な問題演習をカリキュラムに含むことで、高い合格実績を実現しています。
ライブ授業は繰り返し受講ができ、質問メールや、ペースメーカーとなる、オンラインホームルームなど、多くのフォロー制度も用意されています。

教育訓練給付制度も利用できるので、受給資格のある方なら、お得に受講できます。

概要

講座名
総合本科生SPlus
価格(費用対効果)198,000円(税込)
受講形態Web
サポート体制質問メール、オンラインホームルームなど
合格実績合格率76.3%/2023年度実績
教育訓練給付制度の対象かどうか対象

口コミ

実際に「わかりやすい授業」が支持されていますね。ライブ授業であれば、通学と通信のいいとこどりができそうです。

フォーサイト

フォーサイト

フォーサイトの講義は、8万人以上の指導実績を誇る経験豊富なレジェンド講師をはじめ、実力派の講師陣を擁しています。
試験に出るだけのボリューム、重要度毎の配色など、こだわりのテキストは高い合格率を支えています。

「eライブスタディ」という定期的に行われるライブ配信があり、学習のペースメーカーとして、チャット等でのコミュニケーションとしてなど、通信講座にも関わらず、ライブ感のあるコンテンツとなっています。

受講生の苦手傾向を分析した問題演習機能「過去問一問一答」などのeラーニングコンテンツも備え、不合格時の「全額返金制度」で、コストパフォーマンスにも優れています。

概要

講座名
バリューセット3
価格(費用対効果)69,800円(税込)
受講形態Web
サポート体制オンライン・ライブ授業での質問
合格実績合格率76.1%/2023年度実績
教育訓練給付制度の対象かどうか対象

口コミ

サポートの良さには定評があるようです。また、不合格時の全額返金制度も検討するうえでの大きなポイントになっているようですね。

LEC 東京リーガルマインド

日建学院

概要

講座名プレミアム合格フルコース
価格(費用対効果)176,000円(税込)
受講形態Web
サポート体制オンラインでの質問
合格実績合格率74.4%/2023年度実績
教育訓練給付制度の対象かどうか対象

基礎からしっかり学べる「合格力のトレーニングメニュー」を網羅したコースで、初めて宅建士試験を受ける方に最適です。試験日まで充実した内容が用意されており、早めに学習を始めることで合格を確実に目指せます。

講義(理解)→演習(復習)→暗記(定着)という効率的なプログラムや、講座の専用教材(特に試験直前期の重要暗記項目を押さえた“LECオリジナル図表集”など)で高い合格率を獲得しています。

また、宅建士指導経験豊富な講師陣がわかりやすく解説しています。

教育訓練給付制度も利用できるので、受給資格のある方なら、お得に受講できます。

口コミ

実際にLECの通信講座を利用して合格された方は、特に独学との違いを実感されているようですね。

2025年向け通信講座を価格で比較【安い順】

  • フォーサイト
  • アガルート
  • 資格の大原
  • 宅建学院
  • LEC 東京リーガルマインド
  • TAC
  • 日建学院

※あくまで価格は指標のひとつとして、参考にしてください。

通信講座での勉強法

通信講座を効果的に活用し、宅建士試験に合格するためには、ただ講義を受けるだけではなく、効率的な勉強法を取り入れることが大切です。ここでは、合格率を高めるための3つの基本的な学習法についてご紹介します。

復習を必ず行う

宅建士の通信講座において、復習は重要な要素です。宅建士試験では、広範な知識を2時間という限られた試験時間内で解答する必要があり、そのためには正確かつ迅速なアウトプット力が求められます。講義で学んだ知識を確実に定着させ、長期記憶に残すためには、繰り返し復習することが効果的とされています。また、こうした反復学習により、学んだ内容を瞬時にアウトプットできる力を養うことも期待されます。

カリキュラム通りに進める

通信講座では、効率的に合格を目指せるようにカリキュラムが設計されています。特に宅建士試験は、広範囲の内容を限られた時間で学習する必要があるため、学習の順序や時期に合わせた計画的な学習ルートが重要とされています。体系的に知識を積み上げ、効果的に学習を進めるためには、カリキュラムに沿った学習が効果的であるとされています。

隙間時間をうまく活用する

隙間時間を活用して定期的に学習を進めることで、少しの時間でも効率よく学習量を積み重ねられます。短時間でも毎日の習慣として続けることで、知識が定着しやすくなり、試験に向けた理解が深まります。また、「少しずつでも進んでいる」という実感が得られるため、モチベーションも保ちやすく、全体の進捗をスムーズに進められるようになります。

よくある質問

宅建士試験日はいつですか?

宅建士試験は、例年10月の第3日曜日に実施されるのが一般的です。この日程はほぼ固定されており、毎年同じ時期に全国で一斉に試験が行われます。

次回、令和7年度(2025年度)であれば、10月19日(日)に実施される見込みです。

昨年、令和6年(2024年)は10月20日の13:00〜15:00に試験が行われました。
令和7年(2025年度)の試験日はまだ公表されておりません。

宅建士試験に向けたスケジュール

試験概要の公開(6月上旬)

毎年、6月の第1週の金曜日に、宅建業法に基づく「実施公告」が官報に掲載されます。この公告では、試験日や受験申込期限、受験料など、試験の概要が正式に確定されて確認することができます。

また、この公告は「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」のウェブサイトにも掲載されます。

受験申込受付期間(7月上旬〜7月末)
オンラインまたは郵送で受験申込が可能です。期間はおおよそ3週間程度で、申込期間を過ぎると受付はできません。

受験票の送付(10月初頭)
受験者に対して、試験会場や受験番号が記載された受験票が郵送されます。受験票は試験当日に必要です。

試験実施(10月第3日曜日)
全国の指定会場で試験が一斉に実施されます。受験票と写真付きの身分証明書を持参する必要があります。

合格発表(11月第3火曜日)
一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公式ウェブサイトで合格者の発表が行われ、個別に合格通知が郵送されます。合否はインターネットで確認することも可能です。

過去の合格率

直近の宅建士試験における合格率は15.6%〜18.6%となっています。

年度合格率
2021年(令和3年)10月17.9%
2021年(令和3年)12月15.6%
2022年(令和4年)17.0%
2023年(令和5年)17.2%
2024年(令和6年)18.6%

出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構

※2021年(令和3年)は、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、一部の都道府県において、10月と12月の2回に分けて試験が行われました。

独学での宅建士試験合格は難しいでしょうか

宅建士試験に独学で合格される方も多くいらっしゃいます。ただし、正しい学習法やスケジュール管理など、合格に向けて様々な対策が必要になります。

記事の監修

宅建学院

宅建学院
1992年設立。30年以上にわたり、宅建士資格取得のための教育機関として、多くの宅建士試験の合格者を輩出。
書籍「らくらく宅建塾シリーズ」でおなじみ。
https://www.takkengakuin.com/about/

宅建士に関連するリンク

国土交通省(宅地建物取引業について)国土交通省(国交省)は宅地建物取引士(宅建士)試験の監督官庁です。
一般財団法人 不動産適性取引推進機構一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)は、宅地建物取引士(宅建士)試験の実施主体です。